徳島で日本語支援活動をしています。活動を通して日々思うことをざっくばらんに綴ります。
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今年も夏休み子ども日本語教室が始まります!
徳島県から委託を受け、今年も夏休み子ども日本語教室が始まります。
6年目の今年は、7月21日、22日、23日、28日、29日、30日の6日間の
開催です。

今年はこれまででいちばん多い、13人の子どもたちが参加する予定です。
小学校1年生から高校3年生までの年齢の幅があり、日本語の勉強をしたい子、
受験勉強をしたい子、不得意な科目を勉強したい子など、子どもたちのニーズも
多岐にわたっています。

教室で心がけることは、子どもたちがここに来れば、ぼくの・わたしの先生がいる
という1対1の関係を築くこと。そして、友達と楽しく日本語の勉強ができるという
楽しい体験ができる場所にすることです。

子どもたちを応援するスタッフは、18名。子どもたちに寄り添い、向き合って
同じ時間を共有します。

7月17日には、最終のスタッフミーティングを持ち、子どもたち一人ひとりの状況を
確認し、子どもたちを担当するスタッフを決め、各回の流れと役割を確認しました。

 スタッフミーティング

6日間という短い時間ですが、子どもたちの笑顔があふれる教室になるよう
スタッフ一同、心を込めて取り組んでいきたいと思います。

今年もいっしょにがんばろうね、子どもたち!


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就職のための日本語講座が終了しました
7月9日、就職のための日本語講座が全日程を終了しました。

修了式では、労福協の久積会長より受講生一人ひとりに
修了証書が授与されました。

久積会長からは、「あなもたいなやお手手のお米こぼれます」
という種田山頭火の俳句が、手からこぼれ落ちるほどの思いやりを
誰かにあげられるような人になってくださいという、はなむけの
ことばとともに贈られました。

そして、失敗をおそれず「だめもと」でまずはやってみよう、
行動に移してみようという気持ちでがんばってくださいと
受講生の背中をあたたかく押してくださいました。

講師スタッフからも、受講生のひたむきな努力を称えることばや、
根気強く努力する姿に勇気をもらったというメッセージが贈られました。
また、ディベートで講師が交通整理をするのが大変なほど、
受講生が活発に議論を交わした思い出も紹介されました。

受講生からは、このクラスはひとつの家族のようだった、
先生が熱心に指導してくださり、みんなでがんばってこられた、
これからみんなと会えなくなるのが寂しいという声がたくさん
寄せられました。

就職のための日本語講座を担当したスタッフのYさんは、
この日が勤務最終日でした。

受講生からはYさんにサプライズのお礼の花束と寄せ書きが贈られました。
思いがけないプレゼントにYさんの目も潤んでいたようでした。
それほどYさんは受講生のサポートに誠心誠意取り組み、講師や受講生に
最良の環境を整えてくれました。Yさんにもみんなで心からの感謝の気持ちを
伝えることができ、よかったと思います。

最後に、講座のテーマソングとしてすっかり定着した「ありがとう」を
みんなで歌いました。これまでで、いちばん心に響いた歌声でした。


修了式のあとには、受講生の皆さんが準備してくださった謝恩会がありました。
テーブルにはお国の自慢料理がずらりと並びました。皆さんの心のこもった
おいしいお料理ばかりでした。

 謝恩会

食事が一段落したころには、会場のあちこちで写真を撮りあう姿や、
カメラや携帯に収められている家族の写真や動画を見せ合う姿が見られました。


受講生の皆さんは、困難にあたってもあきらめず、これからも努力を続けることでしょう。
彼女たちの表情からその気持ちを感じ取ることができたことは、何よりの私たちへの
贈り物だったのではないでしょうか。

就職のための日本語講座で生まれた絆を、これからは地域の人たちといっしょに
育み深めていきたいと願っています。


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就職のための日本語講座 終了に向けて
5月17日に開講した「就職のための日本語講座」も
7月9日には40日間・120時間の全日程を終え修了式を迎えます。

13人の受講生のうち、9人が子育てをしながら受講しています。
子どもの体調が悪くなれば、連鎖的に本人も体調を悪くするケースが
多いのですが、少々の無理を押しても受講を続ける姿に、
日本語の習得がどれほど大切なものかが感じ取れます。

6月下旬から、講座への感想や要望、日本語習得の自己分析、
今後の短期・中長期的な目標等を聞き取るために面談を行いました。

講座に関しては、全員からとても満足しているという感想が寄せられました。
これだけサポートしてくれる講座は他にはない、感動している、
この講座は最高ですという意見もありました。
私たちにとっても嬉しく励みになる声です。

日本語習得に関しては、
目上の人と話すときや電話で話すときなど、
これまでより自信を持って話せるようになった

習ったことばは使える場面が多いので、積極的に使っている
という自己分析をする人が多かった一方で、
頭の中がごちゃごちゃで勉強した日本語をどうやって使ったらいいかわからない
と言った受講生もいました。

語学の上達は停滞期(プラトー)と伸張期(ブレイクスルー)が交互に来ること伝え、
今はたくさんの日本語が頭に入ってきて互いにつながろうとしている途中だから、
粘り強く勉強を続けるよう話しました。

今後の目標について聞いたとき、複数の受講生から同じように出たことばで
深く印象に残ったことがあります。

それは、
この講座に出会えたことで、目標が持てるようになった、
前向きにものごとが考えられるようになった

ということです。
夢である仕事に就くことができたら、全力で働きたい、
そのことを考えると嬉しくなる

と言った受講生もいました。

就職のための日本語講座が、胸のうちにしまっていた受講生の、
働きたい、社会のために役に立ちたいという思いを
これまでより外に引き出したのだと感じます。

その一方で、家族の問題を抱えていることを話してくれた受講生もいました。
日本語習得が彼女たちにとってどんなに大切なことか、
おそらく、私たちが考えているよりはるかに大切なことではないでしょうか。
でも、願っても思うような日本語教育が受けられないと
あきらめざるを得なかったのかもしれません。

受講生の思いを知るにつけ、指導力というソフト面と、
学習環境などのハード面の両方を一体的に充実していかなければ
という思いを強くしています。

私たちはこれまで子どもたちの支援をとおして、
子どもたちの未来への、わたしたち大人の責任
を自問してきましたが、同じように
生活者として暮らす外国の人たちへの、わたしたち地域住民の責任
も、これからもっとお互いに考えていかなければならない、
そのことを受講生が教えてくれたと感じています。

日本語の習得は外国の人たちにとって、まさに生活の質(Quality of Life)
の向上に直結する大切なものだということを、私たちも今まで以上に
認識を共有して、務めていければと思います。


受講生の皆さんには、夢や目標を周りの人に伝えてほしいと願います。
そのことが自身の励みにもなり、頑張っている人にはおのずと協力の手が
差し伸べられることでしょう。

そして、受講生も講師も真剣に熱心に向き合って、お互いの日本語力や指導力を
高めあっている、その手応えを感じながら、修了日までの残り少ない時間を
さらに充実させていきたいと思います。


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就職のための日本語講座が開講しました
5月17日、就職のための日本語講座の2年目の取り組みがスタートしました。
7月9日までの40日間、平日の午前中3時間・総学習時間120時間のコースです。
今年度は徳島県の委託を離れて、JTMの事務局を置く(社)徳島県労働者福祉協議会
事業として開催することになりました。

受講生は13人で、中国、フィリピン、ロシア、コロンビア、セルビアの方々です。

本講座では職場で通用する日本語の習得はもちろん、あいさつにあわせたお辞儀のし方や
身だしなみ、名刺交換、電話での対応等、一般的なマナーやビジネスマナーの習得も
目標としています。

決まりを守る礼節を重んじるということも大切に考え受講生に働きかけています。
授業開始の5分前には全員が着席し、9時30分きっかりに、

起立、礼お願いします、着席 の声が教室に響いています。

講師も2年目の取り組みとなり、昨年の経験をもとに、動作とともに発話する練習を
多く取り入れる、レベル差に対応するため、画像やレアリアを多く準備して理解を促す、
初級文法の復習を随時取り入れるなど、工夫を凝らしながら指導を進めています。
 
その他に、講座で取り組んでいることをご紹介します。

あゆみ
受講生は毎回の授業で学習したことや感想、日々の思いをあゆみに綴り、スタッフが
返事を書いてやりとりしています。スタッフとのコミュニケーションと、話し言葉と比較
して、習得が難しい書き言葉の習得を目的としています。、


宿題ワンポイントレッスン
受講生にレベル差があり、初級文法を理解していないこともあるので、1日おきに
初級文法のテーマに沿った5〜7ページ分の宿題を出しています。宿題は講師が採点し、
誤答の一覧を作成・分析し、それをもとに授業のあと、誤答が多かったテーマについて
5分間のワンポイントレッスンを行っています。これまでに助詞の や
動詞のグループの見分け方、普通形を使った文型についてレッスンしました。


ありがとう
NHK朝の連続テレビドラマゲゲゲの女房の主題歌、いきものがかりありがとう
授業のなかで歌っています。音が聞き取りやすく、歌詞は難しいことばを多く使わず
深く普遍的なことを表現していて、なによりも毎日テレビから流れてきて多くの人が
耳にしている曲であることからこの曲を選びました。就職して職場でカラオケに行く
機会があったとき、国の歌も喜ばれるけれど、日本の歌を歌うといっそう親近感を
持ってもらえることと思います。


以上のように、職業訓練の一環としての日本語教育の特徴が昨年以上に色濃く、
講師も受講生も熱心に真剣に取り組んでいます。

お互いに気持ちのいい学習環境を作り上げていくことで学習効果も高まることと
期待しています。

そしてこの取り組みをとおして、私たちも指導者として、学習者とともに
一回り成長していきたいと思います。

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お国自慢とポットラックパーティー
3月14日、JTMの事務局があるわーくぴあ徳島のお隣
ヒューマンわーくぴあ徳島で、お国自慢とポットラックパーティーを
開催しました。

パーティーには赤ちゃんから大人まで、83人が家族や友達連れで
参加しました。

後日、参加者のおひとり、中国のOさんからお手紙をいただきました。
Oさんのご了承をいただいたので、全文をご紹介します。



お国自慢とポットラックパーティーに参加して
   
もう何回も日本に来ています。今回日本語教室に通いだしてまもなく、
先生が「お国自慢とポットラックパーティー」に参加してみませんかと
声をかけてくださいました。お話を聞いて、これは面白そうだと思って
喜んで参加しました。

私はおかずを三品用意して娘と一緒に行きました。娘は事前に先生から
配られた地図を頼りにナビで会場を探して連れて行ってくれました。
行ってみてびっくりしました。まさかあんなにたくさんの人が来てるなんて
思いませんでした。家族づれの人も多かったです。お年寄りも少なくは
なかったのですが、やはり若い人が多かったですね。


私たちが着いた時には交歓会が既に始まっていましたから、慌てて椅子を
探してまず座ることにしました。会場はとてもにぎやかでした。司会者は
ずっと満面の笑みで何か言っていました。周りの人はみな拍手をしていました。
意味はわかりませんが、きっと何か面白いことを言っているに違いないと思って、
私も拍手しました。

それから司会者は、皆さんが持ってきた料理のテーブルのところへ行き、
料理の説明にはいりました。

「わあ〜すごい、あまりにも美味しそうでよだれを流さんばかりに早く食べてみなくちゃ」
と思いました。

司会者の案内でみな自分の料理を説明しました。

  お国のお料理自慢1  お国のお料理自慢2

もちろん、私も自分が考えて作った料理をみんなに紹介しました。
それから、料理をいただきました。

  どれを食べたらいいか迷ってしまいます!


どれも独特の風味があって、どれを食べたらいいか迷うくらいに美味しかったです。
こんなふうに、異国の土地でこんなにたくさんの外国の人とコミュニケーションを
しながら料理を楽しめるなんて、最高でした。

美味しい料理を食べて一段と落ち着いて来た頃に今度は芸能の時間です。

まず、一人の日本人のおじいさんによる日本舞踊でした。感心しましたね。
だいぶ年をとっているようにも思いますが、とても丁寧にお辞儀をしてから
踊りを始められたのです。動作の一つ一つにとても味があって、生き生きと
していて、迫力を感じました。皆と同じに私も思わず拍手しました。
この人は既に30年も日本舞踊を続けられているらしいです。
さすがにもうプロですね。

  日本舞踊


次に中国から来ている若い男の人が太極拳を披露してくれました。
それも一気呵成に力強く演じられとても素晴らしかったです。
これもまた大拍手でした。

  太極拳

その次にメキシコの女の子がメキシコの衣装でメキシコダンスを
踊って見せてくれました。彼女のダンスもとても良かったですし、
あのスカートもとてもきれいで、彼女が踊っている時は大きなお花のように、
時にはきれいな蝶々のように見えました。

  メキシコダンス


それも終わって次は、アメリカの二家族によるバンド演奏でした。
お父さんが三人の子どもたちと演奏し、お母さんは舞台に一番近い
ところに座って、娘さんの歌のリズムに乗って手拍子を取っていました。

  バンド演奏


それを見て私も思わず歌いたくなりましたが、結局諦めました。
もう、おばあさんですからチャンスを若い人にあげないと、と思いました。
しかし家に帰ってすぐに後悔しました。歌がうまいかどうかや、
おばあさんかどうかよりは参加することが一番大事だったのに・・・
チャンスがあれば次は絶対に一曲披露させてもらおう。

いよいよ芸能披露も終わりに近づいてきて、最終演目として日本人の先生が
着物の着付けを見せてくれました。着物を着るのにあんなに手間がかかること、
あんなに細かいところににも拘わるとは知りませんでした。そしてあんなに
たくさんの紐とかを使うことも初めて知りました。着付け終わった二人の
モデルを見たら、これもまたびっくりですね。羽織袴の男の人は男らしいですし、
振袖の女の子も女性らしさが現れていました。

  着物の着付け1
                  着物の着付け2

中国の諺には「人には服、馬には鞍」というのがありますが、
これは着るものはその人の気品や気持ちを表すのにとても大事だという
意味ですが、まさにその通りですね。どう見てもモデルの二人は外国人
だなんて信じられないような気持ちになりました。

この日私は日本の茶道にふれることも出来ました。何も分からない私に娘が
いろいろと教えてくれました。お茶に用いられる水も名水とかが多いとか、
お茶を飲む前に器を三回回すのが礼儀だとか・・よく分かりませんが、
日本のお茶にはいろいろなきまりがあることはとても印象深く頭に残りました。
よく考えてみたら、わたしも長年お茶を飲んできた人間ですが、のどが渇いたら
一気に飲み干すような感じで、特に何かに拘わるようなことはしたことはありません。
やはり日本人は真面目ですね。

  お茶のお点前  一服いかがですか?

最後にみんなが輪になって阿波踊りをしました。簡単そうに見えましたが
なかなかうまく出来ませんでした。でもみんな楽しく踊って、笑って、
何処の国からの人なんかはもうとっくに忘れました。国とかよりは
今をみんなで楽しむことが一番でした。

   阿波踊り


解散する前に、みんなを集めて記念写真を撮ってくれました。

  記念写真

この写真を国に持って帰ってみんなに見せたいと思います。
この機会を作ってくれた先生方に心より感謝しています。
いろいろな国の文化にふれるようにしてくださったことにも感謝しています。
もちろん、こんなに私たちを楽しませてくれたアイディアを出してくれた
ことにも感謝しています。機会があれば、もっと心をこめて料理を考えて、
歌でも歌い参加しようと思いました。

本当に、私もこの土地、この土地で暮らしている人たちのことが
好きになったと思いました。                              
                     2010年3月末



Oさん、素敵なメッセージをありがとうございました 

時間をかけて書いてくださったことそのものが、
パーティーを楽しんでくださったOさんの気持ちなのだと
思いました。

お国の自慢料理に、歌や民族舞踊、楽器演奏、太極拳、マジック、
英語落語などの特技、そしてお茶や着付け、阿波踊りなどの
日本や徳島の文化をみんなで心ゆくまで楽しんだひとときでした。

お国自慢のあとには、参加者一人ひとりが、家族や友達を
紹介しました。

すべてがみんなの手づくりで実現した時間と空間でした。

パーティーが終わって、少し時間が経った今も、楽しかったという
余韻が残っているように感じます。

縁あって同じ地域で暮らす人たち同士、国を超えておつきあいが
広がり、深まっていくことが、毎日の暮らしを豊かにする第一歩だと
参加者の皆さんが教えてくれたように思います。

またこのようなひとときを過ごせることを楽しみに、一日一日を
積み重ねていけたらいいなと思います。



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