徳島で日本語支援活動をしています。活動を通して日々思うことをざっくばらんに綴ります。
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お国自慢とポットラックパーティー
3月14日、JTMの事務局があるわーくぴあ徳島のお隣
ヒューマンわーくぴあ徳島で、お国自慢とポットラックパーティーを
開催しました。

パーティーには赤ちゃんから大人まで、83人が家族や友達連れで
参加しました。

後日、参加者のおひとり、中国のOさんからお手紙をいただきました。
Oさんのご了承をいただいたので、全文をご紹介します。



お国自慢とポットラックパーティーに参加して
   
もう何回も日本に来ています。今回日本語教室に通いだしてまもなく、
先生が「お国自慢とポットラックパーティー」に参加してみませんかと
声をかけてくださいました。お話を聞いて、これは面白そうだと思って
喜んで参加しました。

私はおかずを三品用意して娘と一緒に行きました。娘は事前に先生から
配られた地図を頼りにナビで会場を探して連れて行ってくれました。
行ってみてびっくりしました。まさかあんなにたくさんの人が来てるなんて
思いませんでした。家族づれの人も多かったです。お年寄りも少なくは
なかったのですが、やはり若い人が多かったですね。


私たちが着いた時には交歓会が既に始まっていましたから、慌てて椅子を
探してまず座ることにしました。会場はとてもにぎやかでした。司会者は
ずっと満面の笑みで何か言っていました。周りの人はみな拍手をしていました。
意味はわかりませんが、きっと何か面白いことを言っているに違いないと思って、
私も拍手しました。

それから司会者は、皆さんが持ってきた料理のテーブルのところへ行き、
料理の説明にはいりました。

「わあ〜すごい、あまりにも美味しそうでよだれを流さんばかりに早く食べてみなくちゃ」
と思いました。

司会者の案内でみな自分の料理を説明しました。

  お国のお料理自慢1  お国のお料理自慢2

もちろん、私も自分が考えて作った料理をみんなに紹介しました。
それから、料理をいただきました。

  どれを食べたらいいか迷ってしまいます!


どれも独特の風味があって、どれを食べたらいいか迷うくらいに美味しかったです。
こんなふうに、異国の土地でこんなにたくさんの外国の人とコミュニケーションを
しながら料理を楽しめるなんて、最高でした。

美味しい料理を食べて一段と落ち着いて来た頃に今度は芸能の時間です。

まず、一人の日本人のおじいさんによる日本舞踊でした。感心しましたね。
だいぶ年をとっているようにも思いますが、とても丁寧にお辞儀をしてから
踊りを始められたのです。動作の一つ一つにとても味があって、生き生きと
していて、迫力を感じました。皆と同じに私も思わず拍手しました。
この人は既に30年も日本舞踊を続けられているらしいです。
さすがにもうプロですね。

  日本舞踊


次に中国から来ている若い男の人が太極拳を披露してくれました。
それも一気呵成に力強く演じられとても素晴らしかったです。
これもまた大拍手でした。

  太極拳

その次にメキシコの女の子がメキシコの衣装でメキシコダンスを
踊って見せてくれました。彼女のダンスもとても良かったですし、
あのスカートもとてもきれいで、彼女が踊っている時は大きなお花のように、
時にはきれいな蝶々のように見えました。

  メキシコダンス


それも終わって次は、アメリカの二家族によるバンド演奏でした。
お父さんが三人の子どもたちと演奏し、お母さんは舞台に一番近い
ところに座って、娘さんの歌のリズムに乗って手拍子を取っていました。

  バンド演奏


それを見て私も思わず歌いたくなりましたが、結局諦めました。
もう、おばあさんですからチャンスを若い人にあげないと、と思いました。
しかし家に帰ってすぐに後悔しました。歌がうまいかどうかや、
おばあさんかどうかよりは参加することが一番大事だったのに・・・
チャンスがあれば次は絶対に一曲披露させてもらおう。

いよいよ芸能披露も終わりに近づいてきて、最終演目として日本人の先生が
着物の着付けを見せてくれました。着物を着るのにあんなに手間がかかること、
あんなに細かいところににも拘わるとは知りませんでした。そしてあんなに
たくさんの紐とかを使うことも初めて知りました。着付け終わった二人の
モデルを見たら、これもまたびっくりですね。羽織袴の男の人は男らしいですし、
振袖の女の子も女性らしさが現れていました。

  着物の着付け1
                  着物の着付け2

中国の諺には「人には服、馬には鞍」というのがありますが、
これは着るものはその人の気品や気持ちを表すのにとても大事だという
意味ですが、まさにその通りですね。どう見てもモデルの二人は外国人
だなんて信じられないような気持ちになりました。

この日私は日本の茶道にふれることも出来ました。何も分からない私に娘が
いろいろと教えてくれました。お茶に用いられる水も名水とかが多いとか、
お茶を飲む前に器を三回回すのが礼儀だとか・・よく分かりませんが、
日本のお茶にはいろいろなきまりがあることはとても印象深く頭に残りました。
よく考えてみたら、わたしも長年お茶を飲んできた人間ですが、のどが渇いたら
一気に飲み干すような感じで、特に何かに拘わるようなことはしたことはありません。
やはり日本人は真面目ですね。

  お茶のお点前  一服いかがですか?

最後にみんなが輪になって阿波踊りをしました。簡単そうに見えましたが
なかなかうまく出来ませんでした。でもみんな楽しく踊って、笑って、
何処の国からの人なんかはもうとっくに忘れました。国とかよりは
今をみんなで楽しむことが一番でした。

   阿波踊り


解散する前に、みんなを集めて記念写真を撮ってくれました。

  記念写真

この写真を国に持って帰ってみんなに見せたいと思います。
この機会を作ってくれた先生方に心より感謝しています。
いろいろな国の文化にふれるようにしてくださったことにも感謝しています。
もちろん、こんなに私たちを楽しませてくれたアイディアを出してくれた
ことにも感謝しています。機会があれば、もっと心をこめて料理を考えて、
歌でも歌い参加しようと思いました。

本当に、私もこの土地、この土地で暮らしている人たちのことが
好きになったと思いました。                              
                     2010年3月末



Oさん、素敵なメッセージをありがとうございました 

時間をかけて書いてくださったことそのものが、
パーティーを楽しんでくださったOさんの気持ちなのだと
思いました。

お国の自慢料理に、歌や民族舞踊、楽器演奏、太極拳、マジック、
英語落語などの特技、そしてお茶や着付け、阿波踊りなどの
日本や徳島の文化をみんなで心ゆくまで楽しんだひとときでした。

お国自慢のあとには、参加者一人ひとりが、家族や友達を
紹介しました。

すべてがみんなの手づくりで実現した時間と空間でした。

パーティーが終わって、少し時間が経った今も、楽しかったという
余韻が残っているように感じます。

縁あって同じ地域で暮らす人たち同士、国を超えておつきあいが
広がり、深まっていくことが、毎日の暮らしを豊かにする第一歩だと
参加者の皆さんが教えてくれたように思います。

またこのようなひとときを過ごせることを楽しみに、一日一日を
積み重ねていけたらいいなと思います。




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